COVID-19の波切手

台湾・台北にて開催された国際切手展『TAIPEI 2023』(第39回アジア展)は15日に最終日を迎えました。ただでさえ開催の数年前から準備をしているはずなのに、新型コロナ禍の影響で3年近くも延期されてしまったため、準備からの期間が本当に長い切手展になってしまいました。しかし、開幕してしまえば5日間の短い切手展。これから作品の返却作業等々もありますが、イベントそのもので大きな事故が起きたという話は寡聞にして聞かず、ひとまずは無事開催できてよかったなと思います。

さて今回は私も参観することができました。そろそろ海外に出かけて切手展を参観しちゃおうかなと思って準備を始めたらこの新型コロナ禍ですからね、まあ誰のせいとは言いませんが、ようやくの海外渡航実現です。今回の訪台では色々な出会いがあり、体験があったわけですが、それは次回以降にご紹介していくとして、今回は新型コロナウイルスの切手をご紹介しようと思います。

これはジブチ名義で今年(2023年)3月3日付で発行された切手です。切手にはヌーヴェルヴァーグ(Nouvelle Vague)と書かれており、普通はフランスで1950年代後半に始まった映画運動のことを指しますが、そもそもヌーヴェルヴァーグとはフランス語で『新しい波』を意味します。今回のこの切手は、新型コロナウイルスの波が中国から始まったことを意味しているのでしょう。まあ先程も申し上げたように、新型コロナ禍が誰のせいとは言いませんが。