アメリカ合衆国のポニーカー切手

昨年(2022年)8月25日、アメリカ合衆国郵便公社(USPS)よりポニーカーの切手が発行されました。1960年代、フォードが発売開始した『マスタング』をはじめ、若者をターゲットに、安価でコンパクト、スポーティーな車が若者を中心に好評を博し、乗馬初心者の子供が乗るポニーになぞらえてポニーカーと呼ばれるようになりました。

上から

  • 1970年、ダッジ・チャレンジャー R/T
  • 1969年、シボレー・カマロ Z28
  • 1967年、マーキュリー・クーガー XR-7 GT
  • 1969年、AMC・ジャヴェリン SST
  • 1969年、フォード・マスタング BOSS 302

が描かれています。

この5連切手が無目打であることに気が付かれた方も多いと思います。この切手は目打ありのものが縦5行、横4列の20枚シートの形で発売されたのですが、それとは別に無目打のものも発行されました。しかし郵便局では発売されず、120枚シートの形でのみ発売されたのだそうです。USPSは無目打シートの枚数を公表していません。

さて、ここからはこの切手を入手してしまった顛末なので、大したことは書いていません。

台北国際切手展を観覧するため台北に滞在していた8月12日朝、宿泊ホテルで外出の準備をしていたところ突然、この切手を販売してるんだけど買わないかい、という案内メールが飛び込んできました。しかし上述のような発行経緯を全く知らなかったため、これが一体何なのか、どのくらい入手困難なものなのかが分からず、しかし前日に入手に失敗していた台北国際切手展のパスポートを入手するため午前10時には会場に到着したかったため、あまり考えずに即時注文。米ドルが口座に残っていたデビットカードで決済し、ホテルを後にしました。

冷静になって考えればこの5連切手1つだけでは送料がアホらしいことになっており、いつもなら別の未入手切手も一緒に注文するところなのですが、単独で注文してしまいました。到着したときに明細を見て顔をしかめたのは言うまでもありません。

そう考えると、あの販売案内メールはこれ以上ないタイミングで到着したなぁ。