12日に日本郵政の新しいスマートフォンアプリ『郵便局アプリ』が登場しました。今まで乱立してきた日本郵便関連のアプリをこれに全統一していくと思われます。どんなものかと思い手元のAnroid端末に入れてみたのですが、
ざっと見たところでは、日本国内に郵便物や小包を送るために必要な最低限の情報や機能が入っていると言ったところでしょうか。相変わらずできないのは切手に絡むことで、例えば切手の購入や切手別納ですね。海外では以前、手元のプリンターで印字して使える切手というのもありましたが。
郵便局やATMだけでなく、郵便番号やポストの場所まで探せるのはいいですね。
このとおり、島根県の竹島や、沖縄県の尖閣諸島に送るための郵便番号も調べることができます。竹島の郵便番号は685-0000ではなく、685-0300だとする話がネット上にて散見されますが、日本郵便が発行する最新版の郵便番号一覧には掲載されていません。さすがに北方領土はなさそうです。
郵便料金も調べることができます。はがきや封書の料金をいちいち覚えている人も実は世間にそんなにいないので、これで確認することができます。
ゆうパックの送り状もここから作成準備を行って、郵便局に行って印字することができます。とはいえこの機能は既に『スマホ割』アプリで実現しているので、重複する機能ということになります。
今、『スマホ割』アプリを開くとこんな画面が出てきますが、いずれ今回の『郵便局アプリ』に統合される可能性が高く、残念ながらいっぱい使えそうにありません。
このほか、一部郵便局の整理券発行も可能になっています。現在、一部の郵便局では整理券発行をタッチパネル式にして順番待ちの状況を大画面モニターに表示するなどシステムを大きく変えていますが、その延長線上にあるのがこれなのでしょう。
「リアル」と「デジタル」をシームレスにつなぐ新たなグループプラットフォームアプリ「郵便局アプリ」のサービス提供開始
（日本郵便ニュースリリース、2023/10/12）
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2023/00_honsha/1012_02.html