台湾・台北市の郵政博物館訪問(その2)

前回より今年(2023年)8月中旬に台湾の台北市を訪れた際に郵政博物館を見学した際の様子について書いています。さていよいよ建物内に入るわけですが、実は郵政博物館と台北郵便局(臺北郵局)のどっちに行こうか直前まで迷っており、当日お昼すぎになって場所や時間、交通の便を考えて郵政博物館に行こうと決めたのです。行く途中のバスの中でWikipediaで郵政博物館のことを調べていたりしたのですが、初の台湾バス体験だったためそちらに気を取られていたりで中途半端な状態で博物館を訪れたわけです。

そして入り口で入館券を買うわけですが受付のオヤジが英語が通じない。台湾は基本的に英語が通じないという話は事前に色々な人から聞いてはいたのですが、それでもここまでの訪問は観光地が主だったのでまあまあ通じてはいたのです。場所によっては簡単な日本語も話してくれましたし。しかし郵政博物館は外国人があまり来ない場所なのか、英語も日本語も通じず、しまいに身振り手振りと手書きのメモで入館料が30元だということを把握しました。まあ、せっかく『ポケトーク』をレンタルして持って行っていたので、素直にそれ使えばよかったのですよね。あの受付のオヤジには本当に悪いことをしてしまいました。

長々と何が言いたいのかというと、つまり写真を撮る余裕がなかったので1階の写真はないのです。

ちなみに1階受付にはこんな紙が置いてありました。これはおそらく注文用紙で、これにほしい切手の数量を記入すれば売ってもらえたのでしょうが、このあたりの切手はだいたい持っているのと、何より切手を注文できるような心の余裕がもうなかったので、用紙を1枚だけもらって帰りました。ちなみに両面印刷になっており、裏にも同じものが印字されています。

そしてこれが苦労して購入した入館券(参観券)。ポストカードになっており、左下にスタンプを押すことで入館したという証明になるようです。

さて台湾の郵政博物館は地上10階建てなのですが、通常の参観コースはエレベーターでまず6階に上がり、そこから階段で1階ずつ降りながら各階を見ていき、1階に戻るというスタイルです。そこでまずは6階に上がりました。6階は企画展示室で、このときは農業関連の企画が行われていました。

こんな感じで世界各国の農作物に関する切手と台湾の農業に関する説明文が書いてあるのですが、英語訳もなく本当に台湾国語でしか書かれていません。が、漢字を追っていけば意味はなんとなくわかります。日本の切手も見つけました。台湾で『野菜とくだものシリーズ』の切手を見るとは思いませんでした。

一通り見終わって6階を後にし、5階へと向かおうとしたら、階段の踊り場に宇宙関連の切手がまとまって展示されていました。いわば宇宙切手選抜です。日本の切手もこのとおり、2008年発行の『日本天文学会創立100周年』の記念切手が展示されていました。階と階の間にはこういう展示がなされており、このあと日本切手の実力を思い知ることになるのですが、それは次回以降。