今年(2023年)8月中旬に台湾の台北市を訪れた際に郵政博物館を見学した様子について、6階は企画展示室を見終わった次は5階の切手展示エリアです。この階では文字通り実物の切手を多く見ることができますが、それ以外にも色々な展示があります。
階段で5階に降り、エレベーターホールのほうを向くと1978年11月12日に発行された国旗の切手が否が応でも目に飛び込んできます。字体が少々違ったりするので単純な拡大にはなっていませんが。
そして振り返ると『郵票與郵戳』(切手と消印)のコーナーがあります。近代郵便制度の父ローランド・ヒルの話題から始まり、現在、台湾で発行されている切手の種類や消印の数々が紹介されています。こちらは英語表記もあり、漢字だけでは意味の想像がつかない用語もあるので助かりますね。
切手関連だけかと思いきや、こんなものまで置いてあります。2012年11月22日にGUCCIの旗艦店が台北101に開店した際、限定で販売されたチャリティー用のボストンバッグも展示されていました。要するに切手の模様が印字されているからのようです。バッグに描かれているのは架空の切手です。ここに展示するくらいならせめて本物の切手の画像を使ったグッズにしなよと言いたくもなりますが、まああの世界的ブランドのGUCCIが切手に関するバッグを作ったというだけでも大ニュースなのでしょう。ちなみに当時の販売価格は38,800元(現在の為替レートで約18万円)でした。
5階にはこの他にも色々なものが展示されていますが、それは次号以降に。