台湾の台北市にある郵政博物館の3階(常設展示)の紹介は今回で最後です。ここまではずっと台湾の郵政の歴史を振り返る展示が続きましたが、
順路の最後の方にはちょっとだけですが世界各国の郵便ポストも展示されています。これはアメリカ合衆国の郵便ポストですね。個人的には今年(2023年)、色々な在日米軍基地内でこれを見ているのであまり物珍しくはないのですが、しかし胴体の郵政ロゴマークが一昔前のものだったり、少々古いですね。
本当に色々な国の郵便ポストがあり、日本のものも展示されていたのですが、なんとスマホに写真がありませんでした。この日はもう散々歩いて疲れまくっていたので、写すのを忘れてしまったのかもしれません。
そして順路の最後にこの郵政博物館の父と称される方が顕彰されていました。劉承漢という方で、胸像とともに勲章も飾られています。説明文によれば1940年代から郵政博物館の建設を提唱されており、1965年にようやく完成しました。それにしてもお生まれが1901年らしいのですが、これが台湾国語の文中だと『民前11年』とか書かれています。民国紀元は11を足せば西暦の下2桁になりますが、民前だと今度は引き算なのでなかなか厳しいものがあります。
本当の最後、この巨大なのは昔、中華郵政(台湾郵政)が郵便物を運ぶのに使っていた牛車の車輪ですね。
3階から最後の展示フロアである2階への階段を降りると、今度は踊り場に世界各国の建築物の切手が展示されていました。今回も日本切手はなく、建築選抜からも漏れてしまいましたが、そもそも台湾の切手が多い印象です。日本切手にも建築物を描いたいい切手があるんですけどね。