『TAIPEI 2023』のエンスケデ特製シール

今年(2023年)8月11-15日に台湾・台北で開催された国際切手展『TAIPEI 2023』(第39回アジア展)には切手商や各国郵政部だけではなく、切手などの印刷を受注するJoh. Enschedé(ジョー・エンスケデ)もブース出展していました。日本でも切手製造に深く関わっているのでお馴染みの会社ですね。

そのエンスケデ社のブースでは時間限定でゲームが行われており、当たると特製シールがもらえるという企画をやっていました。その様子を隣のブース(実は以前にもご紹介したタジキスタンのオヤジのブースなのですが)からこっそり見たのがこの写真です。

これはそのゲームに挑戦している様子です。机の上に何やらディスプレイ端末が置かれていて、その下に何枚かカラフルな絵が置かれており、そのうちの1枚をディスプレイ端末にかざしている様子が見て取れるかと思います。このカラフルな絵をどれか1枚選んでディスプレイ端末のカメラにかざすと、それを読み取ってスロットゲームが始まり、当たりが出たら全5種のうち1枚が、大当たりが出たら全5種がもらえるというゲームなのです。まあゲームというよりくじ引きですね。

…というふうに私は理解したのですが、実のところどういう原理で当たったり外れたりしているのか、さっぱりわかりませんでした。切手展1日目はゲーム時間外に行ったため挑戦できず、2日目に改めてチャレンジしに行きました。

私の2人前の女性が大当たりを出して全5種類もらっていたので、うわ~いいな~と思いながら、見様見真似でやってみました。そしたらですね、

なんと私も大当たりが出てしまったので全5枚もらえました。嬉しいけどそれでもゲームの仕組みがよくわからん!

ブース内には常に台湾の方と思われる男性が二人いたのですが、このときにはオランダ本国から来たと思しきエンスケデの関係者も数名、ブース内にいらしゃったので、私が日本から来たことを明かした上で御社のファンだと伝えておきました。ついでに郵趣用の名刺もお渡ししてきました。

さて、ゲーム開催時には長蛇の列ができていたエンスケデ社ブースですが、基本的にはこれまで同社が製造した切手や紙幣の実物を展示して紹介するブースなので正直そこまで混むわけではありません。それでも何かしらのおもてなしをしようということなのか、机の上にはこんなシールが複数枚置いてあり、自由に持ち帰れるようになっていました。

それにしても、全部で5種類の特製シールを作って乗り込んでくるとはさすがエンスケデ社です。国際展開催するとこんなの作ってもらえるんだなあ、日本だってそれなりにエンスケデ社に儲けさせてるはずなんだけどなあ。つくづく2021年の日本での国際展が海外からのブースを呼び込めない世界情勢だったのが残念です。