トーゴの毛沢東生誕130年切手

26日で毛沢東生誕からちょうど130年となり、中国本土では前夜祭にあたる25日から当日の26日にかけて様々なイベントが開催されていたようです。今の習近平国家主席が毛沢東を大いに意識しておられるようなので、この盛り上がりぶりも納得ではあります。

毛沢東生誕130年、熱狂の前夜祭 「造反有理」連呼も
(日本経済新聞、2023/12/26)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2617R0W3A221C2000000/

当然のことながら中国では12月26日に記念切手も発行されました。いずれ郵趣サービス社の中国切手頒布会にも登場するでしょうが、中国郵政の作業遅延が常態化しているため、送付はいったいいつになるのやら。

China issues commemorative stamps to mark Mao’s 130th birth anniversary
(新華社、2023/12/25)
https://english.news.cn/20231225/49bb9be84fa0478b8f86bf0e2675275d/c.html

さて切手代理発行エージェントは近年、中国に関する切手の発行に力を入れていますが、今年は特に毛沢東生誕130年の切手を多く発行しています。これがまた他の切手よりシートあたりの価格がちょっと高めの設定でして、それでも売れるんでしょう。

これはトーゴ名義で今年6月28日付で発行された毛沢東生誕130年の切手です。トーゴと書いてなければ半世紀ほど前の中国切手にも見えますが、このレトロさがいいのかもしれません。こういう切手がエージェントから多く発行されておりまして、後世の研究家は「なぜ中国以外からこんなに多くの毛沢東の証紙が、しかも死後半世紀も経過してから発行されているのか」と疑問を抱くかもしれません。これもまた今という時代を象徴する切手と言えます。