カノッサの屈辱から947年

やぁ皆さん、私の研究室へようこそ。

きょう25日はカノッサの屈辱が開始した日です。1077年1月25日、ローマ王ハインリヒ4世がローマ教皇グレゴリウス7世に対して破門の解除と許しを請うため、雪が降る中を3日間も裸足のままカノッサ城門にて祈りを続けたという西洋史上の重大事件ですね。それから947年、こんな極東の歴史の教科書にも載っている事件として記憶されています。

さて題材にならないものはないとも言われる切手の世界ですが、このカノッサの屈辱を直接取り上げた切手は寡聞にして知りません。これはイタリアより1977年5月30日に発行された『観光切手』第4集で、左上から時計回りにカノッサ城、フェルモの風景、そしてカステッラーナ洞窟が描かれています。このカノッサ城が舞台となった現場です。

まあ…カノッサの屈辱と聞けば、私より上の世代は往年のフジテレビの名深夜番組のほうが思い出されるかもしれません。例えばこの記事の冒頭に心当たりのある方とかね。

では今日はこの辺で。また明日、この時間にこの研究室でお待ちしております。