テレビ東京『東京交差点 ONE MOMENT』

20日午後9時54分よりテレビ東京で放送された『東京交差点 ONE MOMENT』は切手デザイナーの玉木明氏が取り上げられていました。

ということで、今回は『切手を愛する玉木明のONE MOMENT』。

昨年(2023年)発行の国際文通週間のデザインを作っています。データほし~。

テーマやモチーフを落とし込む作業を、深い海の中を潜っていくようなイメージだと表現する玉木氏。深く潜っていくと、タッチする瞬間があるのだそうです。日中国交正常化50周年切手の場合は水墨画でした。G7広島サミットの場合は現地に取材を行い、被爆樹木を写真に収めグラフィックに起こしました。

特別な感情を抱いているという東日本大震災の寄附金付切手。あれより大きなパッションでデザインすることはもう今後ないだろう、とも。

そんな玉木氏、明治神宮の中にある武道場『至誠館』に日々通い、合気道の稽古を通じてまっさらな自分に戻るという作業を長年続けているそうです。いや確かに道場の奥からこういう人が出てきたら強そうですね。

デジタル社会だからこそ、手紙の良さを感じてほしいという玉木氏。切手が主役になることはなく、薬味みたいなものだとも。100年後の人が見た時に、日本の切手いいねと思われたいと語っておられました。本当、100年後の郵便ってどうなっているのでしょうかね。今後電子化がさらに進んでも、実物を送るニーズ自体はまだ残っていると思うのですが。