ヤバダバドゥー!

先日、アメリカ合衆国を国賓訪問した岸田文雄総理が合衆国議会の上下両院合同会議にて演説を行いました。なかなか色々と計算されていた演説だったと思いますが、その冒頭、岸田総理が子供の頃にアメリカで生活していたエピソードを語った際に出てきたのが”The Flintstones”(邦題:原始家族フリントストーン)です。おそらくはアメリカ議会議員に対して自身に親しみを持たせるための言及であったと推測しますが、まさか現職の総理がアメリカ議会議場でヤバダバドゥーと叫ぶ日が来るとは思いませんでした。

これはモンゴルより1991年2月10日に発行された『フリントストーン、モンゴルへ行く』の切手です。このほか、オランダでも2001年にマンガのキャラクター切手の一環で発行されたことがあります。

それにしても、一昔前のアメリカなら、自国の利益に違わない国に対しては圧倒的な軍事力をちらつかせて「お前を(フリントストーンよろしく)原始時代に戻してやろうか? あぁ!?」などと脅していたのに、今や日本の総理がちょっとケツを叩いておかないといかんなと危惧するくらいに身動きが取れない時代になってしまったようで、隔世の感があります。