日本郵政株式会社 第19回定時株主総会

19日に東京都内で日本郵政の株主総会が行われました。ここ数年間は毎年行っていたのですが、今年は諸般の事情で現地参加はせず、YouTubeの生配信で様子を見守ることにしました。

10月からの郵便料金値上げの発表直後ということで、株主による質疑応答はどんな雰囲気なのかなと思っていましたが、大方の株主は値上げすべきときには値上げしてもらわないと困るという考えだったようで、特に荒れるようなことはありませんでした。まあ、当然ですね。そもそもここ数年間、日本郵政の株価は地味ではありますが上がり続けており、今年(2024年)2月には東証上場時の公募価格1,400円を超えて、今はそれを更に上回って初値の1,631円も遠くはない状況です。なので上場時から株を持っている人は今そこそこプラスになっているわけですが、そういう株主が多いんじゃないでしょうか。私もそうですし。かてて加えて配当金も悪くないですしね。

さて株主による質疑応答で切手の話題が出るかなと思って聞いていたのですが、直接は出ませんでした。しかし関連する話題をいくつか拾ってみると…

①お年玉付年賀はがき・切手のくじの交換期間を現状の半年から1年に延長できないか。自分の記念日に押印していただく機会を増やすことで郵便局の活性化につなげてほしい。
→ご指摘の件も含めて年賀状の付加価値を高めていきたい。

②10月の郵便料金値上げについて、例えばはがきは現在の封書の84円切手をそのまま流用して(85円ではなく)84円にするといった工夫があっても良かったのではないか
→利用者の利便性を考えて各種郵便料金の下1桁を0円、5円などキリの良い数字にした。レターパックなど、利用が増えると予想されるものについては値上げ率を小さくした。

③受取確認不要なメール便こそ値上げするべきでは?
→メール便はヤマト運輸との協業なので独断で値上げはできず、協議の上で料金を決定する。

質問文と回答を並べるとこんな感じで、実際にはこれよりもっと多くの質問がありました。来年は都合が付けば実地参加したいと思っております。