日本画の裸婦切手

今年の夏も暑いですが、ここまで暑いと裸にもなりたくなります。

というわけで、これは中央アフリカ共和国名義で2022年12月20日付で発行された日本画の切手です。

このように裸身の女性を描いた作品を集めているのですが、描かれている作品は(余白部分も含めて)以下のとおりです。

  • 鳥居言人:『裸婦髪梳き』1929年
  • 大平華泉:艶姿二十四考ノ一『艶色』1931年
  • 伊東深水:現代美人集 第一輯『湯の香』1930年
  • 鳥居言人:『化粧』1930年
  • 平野白峰:『湯上がり』1932年
  • 伊藤深水:『粉を塗る』1922年

いずれも1930年前後、大正末期から昭和初期にかけての作品であり、過去に日本切手に作品が登場し収集家にはおなじみの名前も見えます。しかし大変失礼ながら一般の日本人にそこまで知られているわけでもないであろうこれらの作品を、リトアニアにある切手代理発行エージェントがいったいどうやって把握して切手にしたのかは謎です。おそらくは元ネタとなる画集のようなものが存在すると思うのですが。所蔵は海外の美術館であったり、近年競売にかけられていたりと様々なようです。