STAMP-SHOWの出品料改定はどう出る?

来年(2025年)4月に開催予定の『STAMP-SHOW2025』(旧:スタンプショウ)のサイトが開設され、そこで『郵趣MYコレクション展』なる新たな切手展が始まることが告知されています。

郵趣MYコレクション展2025
(STAMP-SHOW2025 > 展示)
https://yushu.or.jp/event/s_show2025/list/list01.html

今年(2024年)までは公募作品として、フリースタイル切手展とトピカル切手展を開催してきましたが、これを次回からは郵趣MYコレクション展として一本化し、その中でフリースタイル部門と郵便切手部門に分かれるようです。フリースタイル切手展ばフリースタイル部門となり、トピカル切手展は郵便切手部門の一部となるため、事実上の発展的解消となります。非競争展なのは変わりません。※下記画像は上記サイトの一部をスクリーンショット。

出品作品確保のために出品可能な範囲を広げるのはいいことだと思うのですが、注目すべきは出品料です。2024年の実績としてはフリースタイルは1作品2,500円、トピカルは1フレーム3,000円でした。しかしこれからは1フレーム6,000円なのだそうです(いずれも割引料金については省略)。ちなみに競争展である全国切手展(JAPEX)への出品料はクラスによって違うので一概に比較はできないのですが、2024年実績ではクラス2~6、10~11は1フレームにつき6,000円です。

そう考えると来年のSTAMP-SHOWはなかなか強気の出品料設定にしたな、というのが正直な感想です。ここでいくら高得点を得てもFIPの国際切手展への出品資格を得られるわけではないのですが、フレーム数あたりの出品料だけを見ると、資格を得られるJAPEXとあまり変わりありません。

まあSTAMP-SHOWは現状、入場が無料ですし、世の中物価も上がっているので、ある程度出品料を上げないと会場費や運営費を賄えないという事情もあるのでしょう。適正な出品料としたい意図はわかるのですが、それにしたってSTAMP-SHOW出品のためにここまでお金を出す人ってどのくらいいるのかしら…もちろん多数集まって盛況となってほしいのですが。