上海市の郵政博物館訪問(その3)

上海市内にある郵政博物館は現在も営業している上海邮政总局(上海郵便局)でもあります。

2階にある郵便局の窓口は昔ながらの柵に覆われた形のもので、そういえば東京にある郵政博物館にも神田須田町郵便局にて使われていたこういう窓口が保存されていますが、こちらは現役です。さすが歴史ある郵便局で、往時の写真も飾られていました。

すべての窓口に人がいるわけではなく、人がいないところは大量の段ボール箱など荷物が置かれていました。すべてここから差し出されたものなのでしょうか。私自身は様子を見ていただけですが、窓口でやり取りされている方も見かけましたので、確かに郵便局としても営業しているようです。とはいえ来客はちらほらで、列になるほどのお客はいません。

壁際には中国郵政のマスコットキャラも佇んでいましたが、開催中の国際切手展のキャラはいませんでした。

このへんは郵便局としての側面。それで…博物館というからには展示物は? という疑問が皆様の脳内をよぎったと思います。もちろん私も展示を見るつもりで意気揚々と建物内に入ってきたのです。ところが、予想外の事態に襲われるのでした。以下、次号。