上海市の郵政博物館訪問(その4、前編終わり)

上海市内にある郵政博物館を訪れ、展示物を見る気満々の私だったのですが、入口付近にあった嫌な予感のする案内が2階にも置かれていたのです。壁側にはやはり元国家主席の江沢民氏による揮毫が掲げらており、その下にあるドア手前に注意書きがありました。

漢字を見ているだけでおおよそ事態は察したのですが、もう向き合わざるを得ないと観念し、現地でGoogle翻訳させてみました。その時の翻訳文がこれです(当時の翻訳文ママ)。

上海郵政博物館再開のお知らせ

親愛なる市民の友人の皆様:

上海郵政博物館は、政治、人物、現代性をさらに反映するために、赤色教育党建設基地、優れた文化観光と電子芸術、郵便文化宣伝と継承基地、企業改革と発展宣伝基地としての役割を積極的に構築しています。郵便事業と地域経済の相互融合拠点、革新的ビジネスの拠点 総合開発拠点は展示更新のため4月は休館となります。 あらゆる方面からの支援と支援を受け、積極的な準備と改修を経て、博物館は調整と更新を完了し、2024 年 12 月 1 日に再開する予定です。

上海郵便博物館は、「人民のための人民郵便」というサービス理念と、「どこでも美を繋ぐ」という新たな企業スターをよりよくデモンストレーションします。 ご来店をお待ちしております!

上海郵便博物館

がーん!

よりにもよって明日からかよぉ~~~~!

というわけで翌12月1日に再訪するか思い悩むこととなったのです。何しろ翌日は翌日で訪れる場所を決めていたのです。しかしやがて落ち着き、私の上海滞在中に上海郵政博物館が改装を終えて展示を再開するというのは、ひょっとしたら郵政の神様に試されているのではないか? と思い、そして再訪することになります。だってねぇ、日本人どころか上海市民ですらほぼ見ていない展示を最初期に見られるんですよ? それをせいぜい目撃してウェブログにでも書いとけという神様の意思を感じたので、それに従うこととしました。正直な話、再びここに来れるかどうかわからんし…。翌日の見学の様子は、また後日ご紹介いたしましょう。

傷心の私はとりあえず持ってきた自分宛ての郵便物を、入ってきた東北門の近くにある郵便ポストに投函することにしました。2階の郵便局窓口から出すこともできたのでしょうが、そこまで仰々しい郵便物ではないので、こうして郵便ポストから投函することとしました。いつ届くのでしょうか。

ちなみにこの建物、博物館の出入り口だけでなく、壁には色々なものが埋め込まれていたり、また別の出入り口があったりします。これは昔の住所表示案内なのでしょうか。

そしてこれは中国邮政储蓄银行(中国郵政貯蓄銀行)の店舗ですね。

前編はここまで、後編はいよいよ郵政博物館の新生展示を目撃します。