2025(令和7)年度特殊切手発行計画

25日に日本郵便より『2025(令和7)年度特殊切手発行計画』が発表されました。今回は30件となっていますが、ニュースリリースにも書いてあるとおり、これに年賀用切手が追加されるほか、新しいグリーティング切手の発行も予告されています。

2025(令和7)年度特殊切手発行計画
(日本郵便ニュースリリース、2024/12/25)
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2024/00_honsha/1225_02.html

シリーズものでは『自然の記録シリーズ』が見当たりませんでした。2025年1月(=2024年度)発行予定の第5集で終了のようで、そういえば以前そんな話がありました(2027年ではなく2025年で終了ですが)。このほか新規開始されるシリーズがなく、追加で開始される可能性は残されてはいますが、ここ数年見受けられる日本郵便の特殊切手発行の保守的姿勢が継続しているようにも思います。発行が予告されている『新しいグリーティング切手(仮称)』に期待したいと思います。

まあ毎年暮れに発行計画をただ待つのも面白くないので、数年前から翌年度に出る切手の予想を『フィラテリストマガジン』に寄稿させていただいている記事中に書いているのですが、今回は大阪・関西万博や(そりゃ発行するに決まってる)、日韓国交正常化60周年が当たったほか(外交関係ネタは比較的当てやすい)、夏季デフリンピック競技大会の記念切手が出ることを当てましたが、同じく東京で開催される予定の世界陸上の切手はないのが意外でした。1991年の東京大会も、2007年の大阪大会も発行したというのに、各都市2回目は発行なしなのか、単に日本郵便が忘れているだけなのかは不明です。追加での発行はあるのでしょうか。

そして予想通り、昭和100年の切手はありませんでした。2026年に期待です。NHKラジオ開始100年や普通選挙法公布100年はありませんでした。こういう記念切手の題材当ては難しいですね。伝建制度創設50周年なんてさ、予想できませんって。国連大学創立50周年は正直、盲点でした。それと先述の寄稿記事には書き忘れてしまったのですが、1975年に創業100周年切手が発行された郵便貯金の150周年切手も発行計画がなく、予想を外しました。郵便貯金は50周年切手も発行されてないので、100年ごとのようです。次は2075年ですね。