今月11日から13日まで東京・浅草にある東京都立産業貿易センター台東館の6、7階にてスタンプショウ改め『STAMP-SHOW2025』が開催されました。最終日の13日は大阪・関西万博と日程が被ってしまい、私は万博の方に行くなど当ウェブログでは万博の影に隠れたように見えてしまったかもしれませんが、しかし実際には初日の11日午後にSTAMP-SHOWを訪れておりました。
台東館では現在、NHKで放送されている大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』にちなんだ展示イベント『べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館』が9階にて開設されています。建物の外側にはその案内が大々的に掲出されており、いつもと違う雰囲気でした。
外側のSTAMP-SHOW案内は6階のみ。内部ではさすがに7階についても案内されていましたが。
さて通常は6階と7階を借り切っての開催となりますが今回は7階が半分の北側しかありません。南側では12日から13日にかけて『文具&手紙マルシェ2025』が有料イベントとして開催されたのです。その他、通常は7階にあったディーラーズブースが6階に降りて、逆に郵趣Myコレクション展と郵趣サービス社、郵政関連ブースが7階に行くなどなかなか大きな変更点がありました。
まあ文具&手紙マルシェの公式サイトは『切手の博物館』の中にあるので結局は日本郵趣協会(JPS)の一部というか、JPSが大いに噛んでいるイベントであることは間違いなく、7階でのイベントは両者ともに結局はもとを辿れば同じ根っこから派生しているものではあります。私自身は文具&手紙マルシェのほうには行きませんでしたがSNS上での反応を見ているようでは盛況だったようで何よりです。JPSもほっと胸をなでおろしていることでしょう。
それはともかく今回の大幅レイアウト変更について、実際に現地に行ってみるとディーラーズブースの近くに切手の展示物があるというのはなかなか悪くないかもしれないなと感じました。切手商の数が減っている以上はディーラーズブースも以前ほどの広さが必要ではなくなるでしょうし、郵趣イベントの開催規模をいかに適正化していくか、というのはSTAMP-SHOWに限らず考えていなかければならない難問です。
とはいえ、いったん規模を縮小してしまうともう元の大きさには戻らないのでしょうし、そのことに一縷の寂しさを感じないわけではありません。今回の文具&手紙マルシェ併催は、JPSによる郵便趣味の掘り起こしだけでなく、STAMP-SHOWの規模縮小を覆い隠す手段を兼ねていたのかもしれません。
文具&手紙マルシェ2025
https://kitte-museum.jp/marche/