大阪府堺市にある老舗の切手・コイン商、大阪アプ・センターがいよいよ今年(2025年)12月をもって閉店すると発表がありました。
これまでに閉店は2024年3月末、1年延長して2025年3月末と閉店時期が延期されてきましたが、今回送られてきた機関紙『はんぱもの』を読む限りでは今回の12月末が本当の閉店となりそうな雰囲気です。
ここまで閉店時期が伸びに伸びているのは客からの熱烈な支持もあるのでしょうが、おそらくは全てが店主であるM太氏の体調次第だからと推測されます。これが例えば、土地建物の賃貸契約が切れるから、とか、医者よりストップがかかったから、などという理由があれば、そこでスパッと区切りがつくのでしょう。ところが私が昨年2月に店舗を訪れた限りでは店主、とにかく元気なのです。
とはいえ寄る年波には勝てないのが世の常。やはり体力の限界ということで今年いっぱいで閉店を決めたと書かれておりますので、今度こそはこれで最後ということになりそうな気がします。とはいえ今後もここに店は存在し、趣味の取引はするということなので、基本的には入荷や通販はもう行わない、ということなのでしょう。
店主のM太氏はかつての切手収集ブームにおけるバブルを切手商の側から体験した生き証人とも言うべき方。これもまた、時代の流れというやつなのでしょうか。