在日米軍による郵便パロディグッズ

在日米軍は自衛隊や地元の自治体と協力して開放イベントを行っています。その主な目的は両国の親善や交流、それに在日米軍に対する理解の促進であるわけですが、実際に行ってみるとあたかも在日米軍やその家族による物産展のような一面があることがわかります。アメリカ国内で一般的に販売されている飲食物やアメリカ流の手作りピザ、米軍グッズなど実に色々なものが売られています。

その中でも米軍グッズはパロディものがあります。世間でよく知られた既存のロゴマークをちょっと変更して作られたもので、例えば日本周辺は米海軍第7艦隊の担当海域であることもあり、セブンイレブンのロゴを拝借したメダルやワッペンなどが販売されていることがあります。『7』に引っ掛けたジョークで、もちろん内輪向けのネタグッズです。

さて5月17日から18日にかけて東京都多摩地域にある横田飛行場にて開催された『横田基地 日米友好祭 フレンドシップ・フェスティバル2025』にて、こんなものを見つけました。

アメリカ郵便公社(USPS)のロゴマークを使ったグッズです。”MOJO”とは横田基地に配備されている軽輸送機C-12Jに対するコールサインです。さすがに”postal service”とは書けなかったらしく、”package handlers”(物流の荷物を取り扱う奴ら)というキャプションが付いています。

それにしても、これをパッと見てアメリカ郵便公社のロゴマークとわかる日本人がどのくらいいるのかは不明ですが、しかし在日米軍のイベントに来るくらいですから平均的な日本人よりはアメリカに対する知識が豊かであると思われます。それ故に成立するグッズかもしれません。