最近のニュースはすっかり米のことばかりですが、米で個人的に思い出すのが昨年(2024年)11-12月に開催された国際切手展『CHINA 2024』の参観のために上海を訪れた際に泊まった『オークラガーデンホテル上海』の朝食です。ここはその名の通り日本資本によって建物の建設から始めて1990年より営業を開始し、2020年に契約終了により経営が中国資本に戻った今も運営は引き続きホテルオークラが行っており、日本人の上海出張時の定番ホテルとしても有名です。
朝食はバイキング形式で提供され、一見すると日本食っぽいメニューがずらりと揃っていたので個人的には非常にありがたい内容でした。置かれている炊飯器が私の自宅で使っている象印製のものと全く同じだったので笑いましたが(ボタンは中国語なのでおそらく中国向けの同型機)、しかしご飯に少々の違和感を感じたのです。見た目は普通のご飯なのですが、どうも日本で食べるご飯とは違う味、匂いがする。
ん~まぁそこまで臭いわけでもないし、別にいいけれども…カレールウが置いてあったのでかけて食べてみたのですが、そこまで味のあるルウでもないせいか、微妙な味の違いは消しきれないのですね。まあ朝食そのものは非常に美味しかったのですが、どうもあの違和感が気になる。米の品種の問題なのか炊き方の問題なのか?
ところが上海滞在中にとある古めの雑居ビルに入ったところ、あのご飯と全く同じ匂いがしてきたのです。そこで思いついたのが、これは使っている水の問題ではないかということです。日本の水道水は主に軟水ですが、上海の水道水は硬水なのだそうで、そのあたりが影響してるんじゃなかな~。
というわけで中華人民共和国が発行したお米の切手。これは中国郵政が2023年10月25日に発行した、ハイブリッド米栽培成功50周年の記念切手です。