上海市の郵政博物館訪問(その17-朱学范に関するモノ)

中国の初代郵電部長(郵政大臣)である朱学范の生涯が文章や写真で紹介されたあとは、朱学范にちなむモノが展示されています。これがなかなかすごい。

左端に置いてある国旗は、朱学范の遺体を覆っていたモノだそうです。いやイエス・キリストの聖骸布じゃないんだから…と思うのですが。あとは周恩来からの手紙、バッジ、郵政大臣時代に起票した上海郵局副局長の任命書、朱学范の提案によって1984年に発行された児童福祉切手の実物と、それに関する書類、また朱学范の使っていた筆記用具が展示されています。まぁ切手はともかく…さすがにここまで展示するかというのが正直なところです。何なら寄贈された遺品を全て展示する勢いです。

そしてお気づきでしょうか、ようやくここで実物の郵便切手を目にしました。郵政に関する偉人について、郵政に関係あることないこと全てひっくるめて紹介するのが中国流といったところでしょうか。しかし、人物にスポットを当てた紹介はこれが最後となります。