空爆切手

アメリカによる空爆でイラン革命防衛隊のソレイマーニー司令官が殺害された事件が波紋を広げています。

さて空爆の切手といえば今は解体され無くなったユーゴスラビアが1999年に発行したこの切手があります。当時、ユーゴスラビアはコソボの自治権を巡って揉めており、1999年3月に和平交渉が中断。NATOはユーゴスラビアへの空爆を決定しました(アライド・フォース作戦)。そのときに出されたのがこの切手で、空爆に反対するものです。

当時、ユーゴ国民の間で戦争に対するブラックジョークとしてこの画像が広まったのだとか。「ウチらは的じゃないぞ!」ということなのでしょう。元ネタはアメリカの小売店チェーン、ターゲット・コーポレーションの商標だという話もあります。もう1種、的の中央がハート型になっているものもあり、これらとは別にこのマークが取り入れられた切手がユーゴより発行されています。