新中国切手のミニシート

先日取り上げた新中国のミニシートを改めて。ミニを英語に訳せばわかるとおり、結局は小型シートなのですが、最初から小型シートとして発売されるものは特にミニシートと呼ぶ必要はないでしょう。例えば以前紹介したこれは2017年の年賀切手ですが、元々の1種16枚シートの他に、画像のような2種2枚を組み合わせた4枚シート、片方だけ6枚集めたシートが存在しています。こういうのをミニシートと呼んでいるわけですね。シートの構成を変えて、余白に絵を描いたりして、新しい切手販売物の一丁上がりです。

私などは1種1枚収集を原則として掲げていますから、単片のペアが手に入ればそれで終わりなのですが、なかなかそう割り切れない人も多いと思います。例えば私もこうして単片とは別にこうして保存しているわけでね。それだけならまだしも、悩ましいのは、シルク素材のミニシートをたまに発売しやがるわけです。これを別の切手と認識してしまったが最後です(大げさ)。多分、単片での入手は無理なので、ほしけりゃミニシートを買うしかありません。なので、まるっきり無視もできないのです。これがシルク製のミニシートです。

世界的に切手の発行件数が増加気味の中、中国郵政はまだそこまで大量の種類の切手は発行していませんが、そのかわり(?)こういうミニシートを販売して小銭を稼いでいるわけですなー。シート構成変えたり素材変えりゃ収集家は買ってくれるだろうという戦略です。さすがに私自身は全てのミニシートまで集めてはいませんが、やはり思惑にハマってしまってはいるのでしょう。

ちなみに冒頭の画像のシートは郵便局で売っているものではなく、年間セット予約者についてくるシートです。郵趣サービス社の中国切手頒布会に入っていると、このシートがもらえる年があります(十分な数を確保できた場合のみ)。