先日、新たなデジタルスタンプの記事がネットに掲載されていました。
ランボルギーニ、ブロックチェーンを活用したデジタル切手を発表 第一弾はウラカン
https://coinpost.jp/?p=150916
ランボルギーニ社の歴代のスーパーカーをシリーズ化したデジタル切手が発行されたというもので、ブロックチェーン技術を使っているということで思い出すのが昨年オーストリアが発行したブロックチェーン切手ですが、実は今回はそれとは全く異なるものです。
今回のデジタル切手は、イタリアのBITSTAMPS社が提供しているサービスで、専用アプリをダウンロードするとデジタル切手(のデータ)が買えるというものです。なので実際には郵便切手ではありません。切手っぽく見える画像データです。オーストリアの切手は画像データがオマケのような位置づけでしたが、今回は画像データそのものがメインです。
今年5月1日からサービスが開始したらしく、第1弾は本家の切手に敬意を表してか、ペニー・ブラックをモチーフにしたものでした。ちなみに第1号のペニー・ブラックは4.99ユーロ、今回のランボルギーニの切手は9.99ユーロです。
昨年のオーストリアの切手と同様、画像データがブロックチェーンの上に乗っているので、他のユーザーに移動はできますがコピーができません。しかし移動というのはそもそも、他にもBITSTAMPS社のデジタル切手を集めている人がいないと成り立たない話です。その点、昨年のオーストリアのは郵政が発行した正真正銘の切手(に付随した画像データ)だったので、まだ話はわかるのですが…。
まあ、話の種にどうぞという感じですね。