『東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会』切手は幻に?

きょう24日は特殊切手『東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会』が発売されるはずだったのですが、ご承知の通りオリ・パラの開催が1年延期となってしまったため、切手の発行も延期です。聞くところによれば相当気合の入った切手を予定していたとのことで、来年が今から待ち遠しいところです。

さて日本はともかく、海外では今年に入って、一部の国で東京2020切手を発行済です。北マケドニアやキプロス、リヒテンシュタインがそうです。前者2国は3月の延期決定前に発行済み、後者は今月上旬の発行でしたが、いまさら止められないということで発行を予定通り行っています。残念ながら国際郵便事情が思わしくなくどこの切手も入手できていませんが、いずれこのブログでご紹介する機会もあるでしょう。

代表的な切手代理発行エージェントは今のところ、今年に入って東京2020の切手は出していないようです。予定はあったものの、延期したのでしょう。このあたりの軌道修正の柔軟さはさすが民間企業です。リヒテンシュタインのように、国の機関となるとそう簡単に方針転換できませんからね。

しかし来年のオリ・パラだって開催可能かどうかわからないのです。国際オリンピック委員会(IOC)は「再度の延期はない」と明言しています。日本側がいくらやる気満々で、国内の新型コロナが落ち着いたとしても、海外で流行が続いていれば開催は難しいわけで、加えて最近のヨーロッパや南米アメリカ大陸の様子を見ていると「お前ら新型コロナを抑制する気あるのか!?」と思えてしまうような状況が存在していることは大変残念です。「あんたたちオリンピックやる気ないでしょ?」と言いたくなるような現実が報じられている毎日、こんな状況では22年の北京冬季五輪、24年のパリ夏季五輪も危ういと思うのですが。『東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会』切手が幻とならないことを願うばかりです。