安倍晋三総理8年間の切手

8月24日、安倍晋三総理の連続在任日数が2,799日となり、大叔父である佐藤栄作元総理の記録を抜き歴代1位となりました。その前に既に366日間務めているので、合計でなんと3,165日。年数にして8年以上なので、これだけ長いと何度か切手にも取り上げられています。

ただし、それは日本切手ではありません。日本では長く、皇族を除く生存中の人物は切手にしないというお約束がありました。近年は例外もありますが、しかし政治家、それも現職の方を切手に取り上げるということはありません。これはアメリカなどもそうで、例えばアメリカは今までに1枚たりともドナルド・トランプ大統領やバラク・オバマ前大統領の切手を出してはいません。第1号は追悼切手になるわけです。たとえば昨年(2019年)、ジョージ・ブッシュ(父)元大統領の追悼切手が発行されています

一方で自国の政治家をバンバン切手に登場させる国もあります。韓国や台湾は大統領や総統の就任時に切手を出しますね。もちろん、どちらがいい、悪いというわけではありません。国によって事情は違うのでそれぞれが決めればよいのです。

さて安倍総理に話題を戻しますと、日本以外の国で何度か切手に登場しています。その第1号切手がどれなのかは正直確認できていません。が、私が確認した中で、これは古いほうだと思います。2016年10月10日付でガーナ名義で発行されたもので、同年5月に当時のオバマ米大統領が広島を訪問したことを記念して作られた切手です。オバマ訪日がメインテーマの切手ではありますが、それでも我らが日本国総理が切手に登場したことには変わりありません。ところがですねぇ、日付が間違っているのですね、これ。オバマ大統領が訪日したのは伊勢志摩サミットが開催された2016年5月。ところが切手にはMarch(3月)と書かれています。これはね、大変に残念ですね。

以降も何度か切手に登場し、既にこのウェブログでもご紹介しているところです。2018年1月発行のパラオ名義切手2019年8月発行のマーシャル諸島名義、そして2019年10月発行のシエラレオネ名義切手…お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、全て切手代理発行エージェントによるものです。それ以外にも安倍総理が登場している切手、どこかに存在していると思うのですがね。