最近、日本が国連安保理の常任理事国を目指すという話をとんと聞かなくなりましたが、非常任理事国への立候補は予定しています。2023-24年度の非常任理事国へ立候補しているそうです。アジア・太平洋枠からの選出ということになりますが、2022年6月に予定されている選挙までに他の国との立候補を調整できるかがカギとなります。できれば選挙はしたくないですからね、票の工作も必要になりますし。日本はこれまでに11期22年務めており、既にこれは最多ですが、当選すれば12期目となり更新します。
一方でこれまでに1回も常任理事国にも非常任理事国になったことがない国もあります。それはその国の事情というものがあるのでしょうが、本ウェブログで何度も登場しているジブチはこれまでに1993-94年度の1回だけ非常任理事国になったことがあります。そんなジブチが2019年にこんな切手を発行しました。
2021-22年度に非常任理事国を務めることの記念切手…ではなく、2021-22年度の非常任理事国に立候補していることをアピールする切手です。いわゆる切手代理発行エージェントによる切手ではありますが、しかしこれでも国際的なアピールにはなるのかもしれません。
なおこの選挙は今年(2020年)6月に行われ、再投票の末にジブチは対立候補のケニアに敗れ、2回目の非常任理事国とはなりませんでした。