『第49回 おおさか大収集まつり』開催

【2020年大阪訪問記②】

大阪駅前第3ビルをあとにして、『第49回 おおさか大収集まつり』が開催される心斎橋の御堂筋ビルに向かったわけですが、前回『おおさか大収集まつり』へ参加したのは3年ほど前でして、当時の印象としては切手よりコインが強いなぁと思っておりました。なので正直、戦果についてはほぼ期待していなかったのです。

こういう即売会でめぼしいものが見つからず空振りに終わるのは十分考えられることなので、普段から関東地区以外に遠出するのは、必ず郵趣に関する用事が2個以上重なることを条件にしています。自分の中で遠出したかいがあったという印象がなるべく残るようにしたいわけで、そのためには『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』ではないですが、どこかで充実感を得られればいいわけです。

さて御堂筋ビルに到着したのが開場15分ほど前だったのですがすでに長蛇の列で、ソーシャルディスタンスを守らなければならないこともあって列を詰めることができず、階段のところまで列が伸びておりました。会場に入れる客は120名程度が限界なんだそうです。来場者の中に感染者がいたときのための連絡先を書いたり、検温したり、手指消毒のため消毒薬を噴霧したりと、まあ東京のイベントでも体験したようなことを済ませて入場開始です。そうそう、以前もこんな雰囲気だったなぁと思い出しつつ、関西地区の報道機関がテレビカメラを入れて取材しているのを見て、ちゃんとメディア対策も行ってるんだなぁと感心しつつ、各ブースを見て回りました。

以前からも申し上げている通り私の目的はコレクション売り、具体的にはバインダー売りがメインなのです。細かいものをちまちま買うのは性に合わないし時間の無駄だと思ってしまうからです。しかしバインダー売りは(私の行動範囲では)東京での即売会が圧倒的に強く、大阪や名古屋での即売会ではあまりお目にかかりません。なので冒頭でも述べたとおり、今回は期待していなかったのです。しかし、今回は驚愕の戦利品がありました。これです!

こっ、これは…かつて読売新聞夕刊で『サンワリ君』を連載されていた鈴木義司先生(2004年没)の絵柄ではないか!かつて販売されていた『東京ラーメン これだね』のテレホンカードです。こんなものに出会えるとは!

え?

切手じゃないのかって?

だから冒頭から言っているとおりこのイベントに切手には期待してないんですよ。

しかし、まぁ郵趣ブログなので切手を載せないわけにはいきませんか。でもぶっちゃけ切手は1枚も買ってないんですよ。

そこで、会場内のくじ引きで当たった4等の商品でもらった切手を最後にご紹介します。太平洋戦争中に日本が統治したビルマ、マライ、フィリピンにて発行した切手のパケットです(あまりに状態がひどい切手は除いた)。南方占領地切手なんてこのウェブログに出したの初めてだよな、多分。

そのほか顔見知りの切手商さんと挨拶を交わしたりして、道頓堀ビルをあとにしたのです。しかし郵趣目的の訪問はここでは終わらない。(つづく)