墓参りに訪れたお寺にて

【2020年大阪訪問記③】

私の母親は大阪の出身で、両親は幸いにして元気ですが、大阪を訪問する機会もめっきり減りました。そこで、私が大阪に来たときにはなるべく先祖代々の墓参りをするようにしています。母親の兄弟の家族は今も大阪に住んでいるので、墓の手入れ自体に問題はないのですが。以前は何かの用事で大阪を訪れた際に『ついで』に墓参りをしていた、というと語弊があるのですが、しかし40前後あたりから、今の横浜に移り住んだ家族の誰かが年1回は墓参りに行っておいたほうがいいという心境になりました。となると必然的に私が行くことになるのです。私もそれなりに年令を重ねての心境の変化ということなのかもしれません。

価値観が多様化している時代ですし、生き方は人それぞれで縛られるものではないと思ってはいますが、しかしご先祖様に罰当たりな生き方をしているなぁという自覚が心のどこかにあるのかもしれません。なので頻繁に大阪に行くのは無理ですが、行けるときに墓参りに行っておこうというのが今の心境なのです。今の勤め先だっていつまで存続できるかわからないもんな。まあ来年(2021年)は大変なことになりそうです。

という話をなぜ郵趣ブログで書いたのかというと、『第49回 おおさか大収集まつり』の次に墓参りのために訪れたお寺の中にある水汲み場にてこんなのを発見したからです。

マッチの燃えカスを入れるための容器がなんと郵便ポストをモチーフにしたカップ。こんなところにまで郵趣の影が見えるとは…しかもこの容器、以前からここに置いてあっただろうに、この寺にはもう何度も来ているのになぜ今頃気づく?お前の目は節穴だ、もっとしっかりしなはれというご先祖様からのお叱りの声が聞こえてきそうです。もう少し真面目に生きるよう努力します。(つづく)