欧州は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波到来で再ロックダウンの動きが加速し、アメリカは相変わらず流行を封じ込める気ナシ(に見える)という状況が続いていますが、そんなアメリカで一躍英雄視されたのが、同国国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ氏です。同職に就任したのが1984年のきょう11月2日、36年間もの長期にわたりこの重職にあります。
アメリカにおける公衆衛生に多大な貢献をしてきた方なのですが、COVID-19感染流行を受けてホワイトハウスが設置したタスクフォースにメンバーとして参加し、時にはトランプ大統領と対立しながらも感染拡大を抑制するための情報を発信し続け、大統領があの状況ということもあり、国民からは大変な人気があります。トランプ大統領やバイデン前副大統領よりも年上ですが、仮に大統領選挙に出馬していたらぶっちぎりで当選したでしょうね。トランプもそんなファウチ氏の人気にあやかるため選挙CMに彼をあたかもトランプ支持を表明しているかのように登場させ、本人より苦言を呈されています。
そんなファウチ氏を描いた切手が今年(2020年)シエラレオネ名義で発行されています。