サウジアラビアのトランプ切手

アメリカ大統領選挙は未だに最終結果が確定していませんが、ようやくジョー・バイデン次期政権への移行手続きが開始したようです。ドナルド・トランプ政権は1期4年で終了ということになりそうですが、この4年の間に多くのトランプ切手が発行されました。とはいえ、大半は切手代理発行エージェントによるもの。では、エージェント製ではないトランプ切手はあるのか?私が確認している限り、3カ国が発行しています。

そのうち2カ国は2018年のシンガポールにおける第1回米朝首脳会談に関するもので、まず2018年にシンガポールで小型シートが発行され(ただしトランプが描かれているのは小型シートの枠外)、続いて翌2019年に北朝鮮でトランプが描かれた小型シートが発行されています。ただし北朝鮮切手は日本が課している経済制裁のために輸入することができません。ちなみに、北朝鮮発行と称する、主体暦表記のない米朝首脳会談の切手がネット上で売られていますが、これは偽物の可能性が高いので要注意です。

その1年前、2017年11月にサウジアラビアよりトランプの登場する切手が発行されています。トランプが同国を訪問したことを記念するもので、実は私は最近この切手の存在を知りました。トランプの隣りにいるのはサウジアラビアのサルマーン国王ですね。記念印つきカバーも手に入れたのでご紹介します。