シエラレオネの歴代パンデミック切手

ここのところ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種開始のニュースが続いてます。イギリスではきょう8日からファイザー+ビオンテック製のワクチンを接種開始、ロシアでは臨床試験が終わっていない自国開発のワクチンをすでに接種開始したとか…いずれにせよ、効果があるといいですね。そしてきょう8日は、武漢市で世界初のCOVID-19感染者が確認された日だそうです。

さて太古の昔より人類は感染症の大流行に遭遇してきました。シエラレオネ名義で今年(2020年)8月31日付で歴代の感染症大流行を題材とした切手が発行されています。以下10の大流行が2シートに分かれており、各列の左側・切手部分で病原体と当時のイメージ、また右側のタブ部分で起源が取り上げられています。

  1. アントニヌスの疫病
  2. ユスティニアヌスのペスト
  3. 黒死病
  4. 天然痘
  5. 第6次コレラ流行
  6. 第3次ペスト流行
  7. スペインかぜ
  8. HIV/AIDS
  9. エボラ出血熱
  10. COVID-19

スペインかぜのように、どこが起源なのかいまいち不明なケースがある一方で、

自国が起源であることを隠したがっている中華人民共和国はCOVID-19の起源とはっきり描かれています。切手の商売を考えれば中国人にウケが良いほうがいいでしょうに、こういうのははっきりと描くんですね。これはCOVID-19の存在を世間に公表した李文亮医師の追悼切手をジブチ名義で出したのと同じ切手代理発行エージェントによるものですが、あまりに大きな被害を全世界にもたらしたCOVID-19、そこまで商売に徹することはできないということなのでしょうか。