一昨年(2019年)にオーストリアが世界初のクリプト切手を発行し、昨年にはクロアチアが続きました。切手1枚に対し画像1ファイルがおまけに付いてくるというこのシステム、いったいどこまで広まるか正直測りかねていたのですが、昨年11月、クロアチアに続いてとうとう国連郵政もクリプト切手を発行しました。ニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンの各郵政部が1種づつ出したので合計3種出ています。これがその切手です。
右端のでかい銀部分を剥がすと画像ファイルにアクセスするためのコードが出てくるのでしょうが、これ1枚しか持ってないので剥がしていません。そしておまけについてくる画像ファイルは17種類あるそうです。これは、国連によるSDGs(持続可能な開発目標)の17目標に対応しており、それぞれの画像ファイルが存在しているからです。実際にはそれが3拠点分ありますので、17×3=51種存在することになります。
総印刷枚数は9万枚。各郵政部は3万枚ずつということになります。51種すべて集めるのは非常に大変でしょうね。なお今回のこの切手、これまでのオーストリアやクロアチアのものとは異なり、クレジットカード型ではなく薄っぺらい代物です。
UN Crypto Stamp
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