以前、中国共産党成立100周年のロゴマークをそのまま使った中央アフリカ共和国名義の切手シートをご紹介しましたが、今回は同じ中共100年切手でもまた別のものです。それがこれ。
中央アフリカ共和国名義、木製の中国共産党成立100周年記念切手!
演説しているのはもちろん毛沢東主席ですね。向かって左にいる、右手に紙の筒のようなもの(=演説用の原稿?)を持っているのは初代政務院総理(首相)の周恩来でしょうか…ということをツイッターにも書いたら、林彪(元国務院副総理、国防部長)という指摘がありました。いやー、疑問点は書いてみるものですね。
この意匠の基となった絵は董希文によって1952年に作成された『開国大典』ですが、この絵は度重なる要人の失脚によって次々と変更が加えられており、おそらく1954年に失脚した高崗(中央人民政府副主席)と1967年に失脚した劉少奇(第2代国家主席)が削除された1967年版を基にしています。ちなみにこの絵は文化大革命終了後、元に戻されています。