これは2001年9月1日に発行されたことになっているリベリア名義の切手です(『ことになっている』というのは過去の記事をご参照ください)。見ての通り歌舞伎の切手です。
武田勝頼を演じる尾上菊五郎と注釈書きがあり、おそらく『本朝廿四孝 十種香の段・奥庭狐火の段』の一場面と思われるのですが、残念ながら歌舞伎には疎いので確信は持てません。というかこの切手は誰向けに発行したのだろうという考えが頭をよぎります。本来は日本人なのでしょうが、今はむしろ日本に観光に来た外国人のほうが熱心に歌舞伎を見ているような気がしています。