台湾・台北にて今年(2023年)8月11-15日に台北で開催された国際切手展『TAIPEI 2023』(第39回アジア展)について、中華郵政(台湾郵政)が会期中に発行した記念切手は単片ベースで20種類でした。これが小型シートにもなったり、特別な大型シートが発行されたりで、未使用に限っても当日は豊富なラインナップが揃いました。実際にはこれに初日カバーやはがき、特別切手帳も発売され、あろうことか切手の題材にもなったサンリオキャラクターのグッズも同時に発売されたので、台湾郵政のブースが大混雑するのもわかります。初日は私も1時間半以上並ぶ羽目になったのは既にお伝えしたとおりです。
さて、台湾郵政による記念切手は8月11日と12日の2日間に渡って発行されています。このため現地で初日カバーを作りたい場合はどうしても2日間とも並ぶ必要がありました。私としては初日カバーまで作る気力はなく、未使用切手をとりあえず確保できればいいやという気構えだったので何も1時間も並ぶことはなかったのですが、まあ現場の雰囲気を味わうという目的もありました。正直、並んだ段階ではこの程度ならそんなに時間はかからないだろうと判断したのです。しかし、予想以上に列は動きませんでした。
さて、切手展初日のテーマは『寶島風情日』(Treasure Island Style Day)で、台湾観光の魅力をPRする日でした。そこで初日の8月11日は、台湾の有名な景勝地をテーマに切手が発行されています。意匠は(1)和平島公園、(2)武陵農場、(3)阿里山茶園、(4)三仙台の日の出の4種。これらを収めた小型シートも発売されており、上下が波打っている変形シートであるほか、左側にある茶葉の絵からは茶葉の香りがすると発表されています。まあ確かに…そんな感じの匂いがします。
単片4種は確実に来年発売の2023年分イヤーセットに入るでしょうが、小型シートは不明だったのでここで購入しておきました。