東日本大震災追悼伝承之碑/久ノ浜郵便局

東日本大震災から13年となった3月11日には前日の仙台より移動して、福島県いわき市の稲荷神社/秋葉神社に作られた東日本大震災追悼伝承之碑を訪れました。

最寄り駅はJR常磐線の久ノ浜駅です。無人駅ですが、もちろん駅前に郵便ポストくらいはあります。

これが稲荷神社/秋葉神社の敷地内に2018年に作られた東日本大震災追悼伝承之碑です。この神社は目の前が太平洋で震災当日は当然のことながらここも津波に見舞われましたが、奇跡的に倒壊は免れました。しかし本当に建物しかなく社務所も見当たらない無人の小さな神社で、賽銭箱すらありませんでした。なので建物の閉ざされた扉の隙間からお賽銭を無理やり入れているという状況です。

追悼伝承之碑の近くには『浜風きらら』という商業施設があり、その中に久ノ浜郵便局があります。以前は別の場所にありましたが、『浜風きらら』がオープンした数カ月後の2017年7月にここに移転してきました。

当日の『浜風きらら』は人があまりいませんでしたが、常に車で誰かが訪れているような状況で、現地は軽快な音楽が流れていました。郵便局内は郵便窓口とゆうちょ・かんぽ窓口で同じ局員さんが担当しており、その都度場所を移動して来客に対応している状況でした。

郵便局では風景印の記念押印と引受押印の両方をお願いしました。いわき市ではフタバスズキリュウの化石が見つかっており、風景印にも描かれています。

さて先ほども述べたように神社の目の前が太平洋なので行ってみました。この日は波が少々高かったように思います。この日は3.11ということもあり、背広を着た関係者や地元民がちらほら集まっていたほか、報道陣もいるなど人が多かったですね。ここに来るまでに電車やバスを乗り継ぎましたが、どれも1時間に1本程度だったためスケジュールは綱渡りで、なんとか当初の想定通り現地に到着できました。大変でしたが、東日本大震災を経験した日本人としていずれは被災地を訪れ、追悼施設を見るべきだろうと思っていました。今回はスケジュール上の関係から地震の発生した午後2時46分には現地にはいられず帰りの電車の中でしたが、一つの目標が達成できました。