硫黄島返還55周年切手

8月15日は日本における第二次世界大戦の終戦記念日です。本当は降伏文書に調印した9月2日が戦争終結の日なのですが、大多数の日本人がはじめて昭和天皇の肉声を聞いた玉音放送のインパクトがあまりに強すぎたせいか、或いはお盆と重なっているせいか、とにかく8月15日が終戦記念日とされています。

さてこの第二次世界大戦、日本絡みの戦闘でいうと1945年2月19日-3月26日にかけて行われた硫黄島の戦いが切手代理発行エージェントによくクローズアップされます。日米双方に甚大な被害を出した熾烈な戦いで知られますが、この種の切手は世界的に売れるということなのでしょうか。

これはシエラレオネ名義で2023年10月9日付で発行された、硫黄島の日本返還55周年の切手です。日本側からは昭和天皇、佐藤栄作首相、栗林忠道海軍大将、アメリカ側からはリンドン・B・ジョンソン大統領、チェスター・W・ニミッツ海軍元帥が描かれているほか、硫黄島の戦いにちなむ兵器や風景、記念碑などが描かれています。佐藤栄作首相とリンドン・B・ジョンソン大統領は、いずれも返還時の行政の長です。

来年(2025年)は第二次世界大戦終結80周年ですが、おそらくまた関連の切手が大量に発行されることでしょう。