『CHINA 2024』2日目⑦1階の中国郵政ブース

昨年(2024年)11-12月に国際切手展『CHINA 2024』の2日目は会場2階のディーラーズ・ブースから1階のイベントホールに移動し、いったん外に出ようと思ったのですがなかなか見つかりません。そうこうしているうちに中国郵政のブースを見つけました。

これも中国ならではの光景ではないかと思うのですが、中国郵政のブースは一つや二つだけではなく、かなり広いスペースを使って出展しているのです。

北京郵政って中国郵政の一部…だよな?

なんかルーレットみたいなのも置いてありましたが遊び方(?)がよくわかりませんでした。中国は本当もうAlipayやWeChatがないとほぼ何もできず、特にWeChatは決済だけではなく、アプリからQRコードを読ませて会員登録させたりするのです(日本でいうLINEと同じですね)。で、日本人である私もクレジットカードを登録することで一応は使用できるのですが、いかんせん中国の銀行口座なぞ持っているわけがなく、当然登録もしていないので完全に現地の方々と同じようにアプリを使うことはできないようで、なんか変な制限がかかってしまったりするのです。

そもそもAlipayやWeChatは利用の際に中国国内の銀行口座を登録させることを前提に作られていたようで、新型コロナ禍で国外からの渡航者がほぼなく中国国内だけで回していた時期はそれでよかったのですが、やがて世界的に観光が再開され、さすがの中国もインバウンド重視の一環で外国人の利便性を高めなければならないということで、ちょうど私が上海を訪れる数ヶ月前にようやく国外(=中国以外)で発行されたクレジットカードの登録でも使用できるようにアプリが改善されたという状況だったのです。なので私の時はまだ便利に使えたのですが、それより前に中国を訪れた外国人はかなり泣かされていたとも聞きます。

話を元に戻すと、このルーレットのようなゲームも会員登録したWeChatの画面を見せてね、という列ができていました。しかし私はいまいちうまく登録できなかったので途中で諦めました。今だったら、さらにアプリが改善されてすんなり登録できるかもしれません。

中国郵政のブースは切手など郵趣に関する出し物だけではなく、孫悟空がいるブースもありました。前日に訪れた『物産展』を彷彿とさせる光景でしたが、だんだんとこういうのにも慣れてきました。むしろ私のような中国国外から訪れた観光客にとっては物珍しい出し物で、いいじゃないですか? 会場は広いわけですし、中国という国を知ってもらう良い機会なわけですから、そこに全力投球するのは別に間違っているわけではありません。

そしてここでも大勢の方々が記念スタンプを熱心に押していました。本当に人気なんだなぁ。日本のスタンプショウやJAPEXでもスタンプラリーみたいなのをやってますけど、あれとは比べ物にならないほど種類が豊富ですし、何しろ老若男女がこぞって楽しんでおられるのがいいですね。

しかし私が最後まで不思議だったのは、これだけたくさんの中国郵政ブースがあったにもかかわらず、『CHINA 2024』の記念切手を販売している場面に全く出くわさなかったということです。まあ以前も書いたように、郵趣サービス社の新切手頒布会でいずれは手に入る代物ではあるので、必須ではないのですが…前日に購入したPスタンプセットはここでも販売しているのを見つけたのですがね。