25日から27日までオンライン国際郵趣イベント『STAMPEX International』が開催されました。基本的には前回をそのまま踏襲した形だったと思いますが、今回は日本郵趣協会(JPS)も参加し、JPSの山田廉一・専門カタログWG委員によるオンライン公演が行われたのが特筆ポイントでしょうか。今回はアーカイブ映像の公開が早いのも特徴です。
STAMPEX開催ごとに発行されている記念シート(スマイラー切手シート、いわゆるPスタンプ)の発行はなし。前回、昨年秋の開催時に最新作として販売されたのは幻となってしまった5月開催回のものだったのでオンライン回では記念シート作らないんですね。まあ、ああいうのはやっぱり現地で売るのがいいんでしょうかね。ガーンジー郵政などは、今回も記念Post&Go切手を出していたようですが。Post&Go切手は台紙となる切手に記念事項を文字で印字すればいいだけなので、簡易版Pスタンプみたいなもんですね。
というわけでいつになったら再びリアルな国際切手展が開催されるのだろうと気になるところですが、今年6月10-13日にイタリアのタルヴィージオにて開催が予定されていた切手展(ALPE ADRIA 2021)は中止になり、11月9-13日に南アフリカのケープタウンで開催される予定だった国際切手展(CAPE TOWN 2021)は『コントロールできない状況のため』延期されることが決定しました。8月25-30日の日本国際切手展2021は世界的なコロナ禍で開催される唯一のリアルな国際切手展になるのかもしれません。アジア展でいえば、今年中国で開催される予定の切手展はまだ可能性がありますね。2年前の武漢切手展(FIP世界展)も直前まで情報出ませんでしたし、何しろ中国だし。