アメリカ合衆国大統領選挙の投票まで5カ月を切りました。共和党候補に事実上決定しているドナルド・トランプ前大統領は不倫の口止め料を隠蔽しようとして業務記録を不正に書き換えたことで、ニューヨーク州連邦地裁にて有罪評決が下りました。しかしむしろ支持は強固になったとも報じられており、『私は有罪判決を受けた重罪犯に投票する』と書かれた応援Tシャツまで販売される悪ノリぶりです。
トランプ氏、有罪評決で支持強固に 米ラスベガスで集会
(フランス通信社、2024/6/10)
https://www.afpbb.com/articles/-/3523595
普通の感覚であれば、こういう人が選挙の相手だったら楽勝で勝てるとも思うのですが民主党はどうにも高齢が不安視される現職のジョー・バイデン大統領。11日には次男のハンター・バイデンが銃の不法購入・所持など3件の容疑でデラウェア州連邦地裁にて有罪評決を食らっています。トランプに大統領経験者としてはじめて刑事事件で有罪判決が下ったと思ったら、ハンターは現職大統領の子供としてはじめて刑事事件で有罪評決が下るという、もう目も当てられないほどのグダグダぶりです。
バイデン氏次男に有罪評決 銃所持など、大統領の子で初
(日本経済新聞、2024/6/12)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN11E250R10C24A6000000/
さて話題は悪ノリが目立つトランプ前大統領に戻ります。昨年8月にジョージア州にて選挙介入疑惑などで逮捕され拘置所に出頭した際、被告人として撮影された顔写真(マグショット)を使ったグッズをトランプ陣営が作って販売するという悪ノリぶりが報じられましたが、切手代理発行エージェントもなかなかの悪ノリぶりで、リトアニアのエージェントStamperija社は即座にガイアナ名義のPスタンプやシエラレオネ名義の正刷切手を発行したことを当ウェブログでも以前にご紹介しました。
さあ、今回は第3弾です。これはリベリア名義で昨年(2023年)10月9日付で発行された、トランプ前大統領のマグショット切手です。もちろんStamperija社によるものです。さすがにトランプ陣営が売上の一部を寄越せとか言うことはないと思いますので、バイデン支持者にも安心してご購入いただけます。